インフォメーション
この度、5月から来年の6月までの間、定休日を日、月曜日に変更をさせて頂きます。
弊店の女将が、資格取得の為、週1回、日曜日に学校に通い、
学校の授業の関係で、日、月曜日の定休日以外にも、お休みを頂く日もあり、暫くの間、ご迷惑をお掛けすることとなります。
それ以外の日は、通常通り、元気に店の営業をいたしておpりますので、温かく見守って頂けると有難いです。
突然のお休みを頂く場合は、その都度、お知らせをさせて頂きますが、
お越しになる際は、弊店のHPの営業のお知らせで、御確認頂き、お電話を頂けると有難いです。
来年の6月まで、ご迷惑をおかけいたしますが、宜しくお願いいたします。
誠に勝手ながら、これから、日曜日の夜営業の時間を、
17時から20時までに、変更させて頂きます。
宜しくお願いいたします。
久富自慢の、精米したての銀シャリ、
自家製漬物、引きたてのお出汁でたてた、お味噌汁の
素敵な看板を、作って頂きました。
是非、実物を、ご覧下さい。
平成27年10月7日の朝日新聞の朝刊に、載せて頂きました。
わがまちの繁盛店 久富 (阿倍野区)
懐石の技 「おばんざい」に
懐石料理で腕をふるう料理人のランチが人気と聞いて、訪れた。
地下鉄御堂筋線昭和町駅から徒歩3分。松虫通りから路地を1本入った住宅街の一角に、四季菜「久富」はあった。
家紋入りののれんが下がる外観は懐石料理店そのもの。カウンター8席、テーブル3卓とこじんまりしている。
「きょうのメニューです」。おかみさんの北田賀子さん(41)が、メニューを手書きした黒板を目の前に置いてくれた。
焚き合わせ、鯛造り、茶碗蒸し、ミンチカツなど約30種類。どれもその日仕込んだ自慢の惣菜、「おばんざい」で、
自由に組み合わせ、自分好みの昼ご飯をつくることができる。
店主の晃久さん(50)は、辻調理師専門学校で学び、大阪市内の数々の日本料理店で修業を積み、
12年前に懐石料理専門店として開店した。
腕には自信があった。負けず嫌いの性格で、開店当初、周辺の懐石料理店や他店の先輩料理人たちを意識しすぎ、
「力みすぎていました」
数年前、ふと、昭和町かいわいはお年寄りが多いと気付いた。懐石はコース料理。量が多くて最後まで食べきれない人がいた。
一人暮らしのお年寄りなら、そもそも懐石を食べに来ない。
店の経営は景気にも左右された。
晃久さんは、地元に根差した庶民的なメニューの方がよいのではと思う反面、高度な料理技術を見せられる懐石料理へのこだわりがあった。
1年近く悩み、今年1月に出した結論が、懐石料理で培った技術を生かしたランチタイムの「おばんざい」だった。
実は、賀子さんも「辻調」の卒業生。季節感をどう出すかや、味付けに悩む時は、「ちょっと味見してみて」。
プロの料理人同士の夫婦ならではのやりとりが、調理場の内外で行き交う。
毎朝午前5時からの仕込みでは、新潟から取り寄せた玄米を精米して米を炊く。
カツオと昆布でとったダシを利かせた和食から、若い人向けの揚げ物までメニューに幅をもたせた。
地元の人の朝ご飯代わりにと、午前9時から営業している。
「新しい一歩は勇気が必要でしたが、地元の人が喜んでくれるのが一番。この値段でこの味かと言われたい」と晃久さん。
懐石料理に賭けた料理人の意地は消えていない。